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スキンシップは大事だよ。

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11月も上旬になり、そろそろ今年の初雪はいつごろかなと思う時期ですね。

最近、私の身の回りでは、子育て世代のお母様、お父様が多くなりましたので、幼児教育について考える機会が多くなりました。

本屋さんにぶらっと立ち寄りましたらある一冊の本が眼にとまりました。その本のタイトルは、子供の「脳」は肌にある

 著者 山口 創  (光文社新書)です。

ちょこっとだけご紹介いたしますので、関心がある方は買って読んでみてください。

スキンシップは人の心に触れる力があるんです。

脳内では、情動や自立神経系、免疫系、内分泌系に影響を与えているのです。

赤ちゃんから子供の時のスキンシップはとても大切です。ニューギニアの二つの部族子育てを比較したところ、一方の部族の母親は、首から下げた小さな網に赤ん坊を入れているため、赤ん坊は、母親といつも肌を密着させていた。

もう一方の部族では、母親は、赤ん坊をバスケットに入れて運んでいたため、肌を触れ合うことはほとんどありません。

さて、二つの部族の人々の性格はどうだったかといいますと、前述の部族の人々は、皆穏やかで優しく、争いなど起こらなかった。

それに比べると、後述の部族は、攻撃的で争い事が好きだったのです。

 

また、イヌイットの赤ん坊はトナカイの革のおむつをしている他は裸で、お腹は母親の背中に直接くっついています。イヌイットの赤ん坊は、ほとんど泣くことがないのは、母親が皮膚を通して直接赤ん坊の要求を知るからと言われています。また、イヌイットは、優しく,穏やかな民族であることも良く知られています。

 

皮膚の刺激が、情動にも影響しています。幼少教育の段階では、単に知識を詰め込むだけでなく、なでなで、こちょこちょとくすぐったり、十分なスキンシップは、人と人が密接な関係を築き、社会的な絆を形成するためにはとても大切なのです。

 

「鳥肌が立つほど・・・」と表現するのは、感情を飛び越えた情動です。本人の意識でコントロールできません。

「肌が合わない。」も皮膚に例えた表現です。何れも、理性、理論でなく、脳の深い所に関わり合いがあるのです。

 

大人でも、スキンシップは「脳」を育むのです。 スキンシップを大切に!!

でもね、職場でのスキンシップのやりすぎに御注意下さい。(うふっ・・・・)

 

朝晩は、だいぶ寒くなりました。風邪など召しませんようにお気を付け下さい。