胎教のすすめ

baby-stress-vaginal-microbiome-neurosciencenews-public - コピー.jpg胎教とは、世界大百科事典によりますと 妊娠中の女性の精神修養によって胎児によい影響を与えようとする教育とされています。

胎児の発育は妊婦の心身の状態と不可分であるから,時代と地域とを問わずおのおのの社会は妊婦が注意すべき事項を定めている。未開社会においては妊婦の禁止事項がことわざによって伝えられる場合が多い。アリストテレスおよびプラトンは,胎児の健全な発育のためには妊婦に適度な運動と精神の平静が必要であり,周囲がそのように配慮すべきことを説いている。

一方,前漢時代の中国では,優秀な子を生むためには妊婦の修養が必要であるという思想が生まれ,この修養が,すなわち胎児に施す教育であるという意味で〈胎教〉と呼ばれた。 (出典 世界大百科事典 第2版) 

簡単に言えば、妊娠期の母親のストレス軽減のことで、なにか胎児に教え込むようなものではありません。

政府、助成金、製薬会社、大企業、銀行、学校、または利害の衝突する可能性のある他の者からの資金提供を一切受けていない、ニューロサイエンスの研究ニュースに専念したサイエンスウェブサイト:NERUOSCIENCE NEWS.com にメリーランド大学での妊娠期の母体のストレスが子孫に及ぼす影響がありました。

詳しい記事の内容⇒https://neurosciencenews.com/baby-stress-vaginal-microbiome-9536/

要約:新たなマウスの研究で、出産前,ストレスに直面した母親の子で、かつ出産時、母親の膣内微生物叢にさらされた母親の子は体重が減少し、成人期にストレスホルモンが増加していることが明らかになりました。

情報源:メリーランド大学

メリーランド大学医学部の研究者による新たな研究によると、ストレスを受けた雌のマウスの膣内微生物叢に新生児マウスがさらされると、ストレスの影響は新生児に伝わる可能性があります。
これらの変化は、妊娠中のストレスを受けた母親の男系の子孫に特に見られるようである。

 Nature Neuroscience誌に7月9日に掲載されるこの研究は、ストレスなど、母親への侮辱が子孫の脳発達にどのように影響するかをよりよく理解できるようになるようです。 膣液に存在する微生物は、産道を通過する誕生の過程で腸に定着し、そしてこの腸内微生物叢の構成が脳の発達に影響を及ぼし、それが後の人生においてストレスにどのように反応するかに影響します。 マウスでは、出生前のストレスは膣内微生物叢を変え、出生後、男系の子孫の脳機能に影響することが知られていますが、どのようにして、これらの脳の変化が微生物叢の変化によって引き起こされるのかは明らかではありません。

 メリーランド大学医学部のトレーシー・ベイルと彼女の同僚は、ストレスを受け、妊娠したマウスの膣内微生物もしくは、ストレスを受けていない妊娠したマウスの膣内微生物を,母親の膣内微生物叢にさらされない様に帝王切開で生まれた直後に、出産前にストレスを受けた男系子孫とストレスを受けていない男系子孫の両方の赤ちゃんに移植した。

 ベール博士は、子宮内でのストレスとストレスを受けた母親の膣内微生物叢の両方にさらされた赤ちゃんが、体重と成長が減少し、成人した時、ストレスホルモン濃度が上昇していることを発見した。 ベール博士達は、ストレスを受けた母親から膣微生物叢を移植することによって、ストレスのない新しく生まれた男系子孫において、これらの影響は、部分的に再現され得ることを見出した。 しかしながら、ストレスのない母親からの微生物叢は、子宮のストレスの影響を緩和しなかった。

 これらの結果から、妊娠中のストレスは、当研究チームの発見による部分的に胎児の免疫系の発達を変化させることによって直接的にマウスに影響を及ぼし、かつ、母体の膣内細菌叢を変化させることによって間接的にも影響を及ぼすことが示唆される。ヒトでは、妊娠中の母体のストレスは子の精神系疾患の危険因子となるが、この危険性も同様に膣内細菌叢の影響を受けるかについては未だ不明である。

ベール博士が言うには「これらの結果は非常に興味深いものです。 」「マウスで見いだされた効果がヒトにも当てはまるかどうかを調べることは、明らかに研究する価値があります。」

 ベール博士は、自閉症や統合失調症などの神経発達障害のストレスとその後のリスクとの関連について、多くの研究に焦点を当てています。

以前の胎盤の研究では、雄の疾病に対する出生前のリスクの増加を予測する可能性のある、今までに確認されていなかった性差が発見されています。 

彼女は以前、マウスでは、父親のストレスが子孫の脳の発達に影響を与える可能性があることを発見しました。 このストレスは父親の精子を変える可能性があり、子供の脳の発達を変える可能性があります。 ボイル博士はまた、慢性的な軽度のストレスを経験している雄のマウスには、ストレスに対するホルモン応答の低下を伴う子孫がいることを見出した。 この反応は、PTSDを含むいくつかの神経精神障害に関連している。 これは、軽度の生育環境上の問題でさえ、子孫の健康に重大な影響を及ぼす可能性があることを示唆しています。

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