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セッションの旅

昨日より、新潟県燕市吉田に、半年ぶりで出張セッションに来ております。丁度一年前のBST講演会がご縁で、新潟県に出張セッションで来る機会が多くなりました。これも、セッション会場を貸してくれる方そして、セッションの案内をする方、それからもちろん、BSTのセッションを実際に受けて頂いた方々など多くの方々にお世話になっています。有難うございます。感謝しております。

半年前、吉田に来た時は、真夏でした。今回は真冬の吹雪のなかの移動なので、山形から新潟まで車で6時間もかかりましたが、ワクワクしながら冬道のドライブを楽しみました。道中、降りしきる湿った雪と強い風で、車のワイパーは段々と蔵王の樹氷のようになり、あたかも工芸品のようになりました。山形と新潟は隣の県なのですが、雪の降り方は、全く違います。日本の国土は狭いのですが、日本の気候風土は多種多様です。日本人が繊細だと言われるのは、こんなところに原因があるのかも知れませんね。

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 出張セッションは、ある意味では、私にとって旅です。日々のルーチンから抜け出すことも、脳の活性化に繋がります。旅をすることで色んな気づきもあります。いずれ、海外にも出張セッションに行くことになるでしょう。これからどんなことでも楽しむことが、より創造的に生きて行く世界の扉を開ける鍵のようです。

楽しむことが少ないのは、没個性、個性の輝きを失っているからだと思います。個性を認め合う社会でなく、平均化、画一化を重んじているからです。本来、教育(education)の語源は引き出すことです。何を引き出すのかと言えば、当然、個性です。

 教育の現場でも、人の能力を引き上げるゴールデンルールもあります。それは、長所進展法です。長所を認め褒めることです。三つ褒めてから、一つ叱る。3対1のバランスが大事です。これは、子供の教育現場だけでなく、実は大人の様々な教育現場でも当てはまる事実のようです。

 このバランスは、人生をより豊かに生きる為の脳の思考回路の比率と同じです。その比率とは、ポッジティブ思考がとネガティブ思考の割合が3対1のバランスなのです。

 先が見えず、社会情勢も混乱している時代に生きている私たちは、自己の能力、個性を引き上げ、生活の質を引き上げていかなければなりません。自分以外の誰か、なにかに依存しても、本当の意味での幸福感、達成感は得られるはずもありません。 

BSTを受けるお客様の目的は様々です。私たちの脳は、まだまだ未知です。広大に広がる宇宙空間そのものです。未知なだけ可能性は無限です。脳の進化には天井はありません。100歳になっても脳は進化します。たとえ300歳まで生きる事が出来るとしても脳は変化し続けます。

「もう年だから、年相応に。」「もう年で、脳細胞が死滅していくのだから、今更、新たなことに挑戦するのは無理だよ。」と言いたくなりますが、脳の進化に自ら蓋をしていることになり、言葉のとおり、老化の階段を下りていくだけになります。 

脳の進化は、上限がありません。常に発展途上です。お迎えの日まで、脳を進化させるのは、私たちの意識です。