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FLEs(Negative fateful life events,負の運命的な出来事)が中年男性におよぼす影響

世界大学ランキング16位のUCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)医学部の研究によりますと、愛する人の死や離婚などの負の運命的な出来事を経験した中年男性は明らかに、脳の老化が早まることが示されました。

確執、家族の死、経済的困難、深刻な医療危機など、すべて身体的な老化を加速さえせることに関連しています。

このような、FLEs(負の運命的な出来事)は脳の老化を明確に加速させるように思われます。

磁気共鳴イメージング(MRI)の研究によれば、負の運命的な出来事を1つ経験すると、その年代の年齢よりも年に約3分の1だけ生理学的に高齢に見えるようになった。

出典:NEWS MEDICAL LIFE SCIENCE

 脳科学や生理学など最先端の研究によって、ストレスが血管や脳を破壊したり、がんを悪化させたりするといった、人を病に陥れる詳細なメカニズムが明らかになってきています。ストレス状態が続けば、全身を不調に陥れ死にもつながるものです。ストレスを回避しようと、体は、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンを合成します。

精神的ストレスの特徴は、それが何日も続くのが特徴です。私たちは意識できませんが、生体内では副腎皮質ホルモンの血中濃度を一定に保つために合成と分解が絶えず行われています。その合成と分解の過程で活性酸素が発生してしまいます。

ストレスの対策としてアメリカ心理学会は5つの対策を進めています。

  • ストレスの原因を避ける
  • 運動
  • 笑う
  • サポートを得る
  • マインドフルネス

BSTは究極のリラクゼーションです。ストレスの対策、回復力や本来の能力を強化するものです。

人生100年の時代を目前として、老いても健康で生きることや、子供の人口が減る分だけ、子供一人一人の能力向上が求められる時代でもあります。

高ストレス状態では、持てる能力は発揮されずに、螺旋階段を転がり落ちるようなものです。

ストレスの対策においては、精神論や根性論だけでは、すでに時代錯誤だと感じています。また、ストレスの耐性については、胎児、バーストラウマ、幼少期のトラウマとの関りが深いものです。ストレス反応系は脳からのシグナルです。